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まごれびゅ

 
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 武智鉄二『華魁』 (1983 日)


この武智鉄二っておっさん何やりたいんだか、ほんまようわからん。しょせん、道楽なんでしょかね。
原作が谷崎潤一郎の『人面疽』。原作(読んどらんけど)、菖蒲太夫が郭から足抜けするのに、愛人と乞食を騙して利用し、身投げした乞食のたたりで菖蒲太夫に人面疽がとりついたって話らしい。これに『刺青』を無理っくりくっつけたってところか。
武智のおっさん、10年ほどどないしとったんか知らんが、『白昼夢』(81)で復活して、次がこの『華魁』(83)、そして『白昼夢2』(87)と続けて、エロいのを撮ってるのだが、はたしてねぇ-_-; 『白昼夢』はニッポン初の本番映画だと話題になった。そして『華魁』では親王塚貴子が話題になっていた。シナリオにおそれをなして、まともな女優はみんな逃げた。そこで親王塚貴子。とにかくほとんどが全裸のからみシーンだからね-_-; いい加減うんざりする。親王塚貴子なんて脱いでるときの方が多いんじゃなかろか。そしてそのハダカがすごいんだったら許されるんだけど、?10個くらい付くか。げんなりだって。おまけに大根も大根、桜島か甜菜か。芝居になっとりゃせんですよ。武智のおっさん、芝居を捨てて、本番やってくれるのに賭けたのか。それにしても、ひどすぎる。まわりの役者連中だってひどすぎる。何もカンもがひどすぎる。なんぼ道楽にしたって。
ひどいといえば脚本ももうむちゃくちゃ。どこが谷崎やねんってもんで、しまいにはまんこに人面疽がとりついて、菖蒲太夫のまんこに人面疽がとりついたらですね、そのまんこに外人がちんこ突っ込もうとしたら、そのちんこを人面疽がフェラすることになるっしょ。外人のちんこに人面疽が噛みついて、外人が痛い、痛いっ! そこへエクソシストが現れて、まんこに十字架を突き立てるなんて笑ってしまうにもあまりの情けなさに涙がちょちょぎれるってもんです。抜きにもシャレにもなっとらん。


監督 武智鉄二
製作 小川益生
原作 谷崎潤一郎
脚本 武智鉄二
撮影 高田昭
美術 長倉稠
音楽 宮下伸
出演 親王塚貴子 / 夕崎碧 / 明日香浄子 / 宮原昭子 / 真柴さとし / 川口小枝 / 伊藤高 / 梓こずえ

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2004年09月04日(土)
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