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■ ▼ ジョセリン・ムーアハウス『キルトに綴る愛』 (95 米)
一昔前、編み物教室なんてのが流行って、世の中の中年の女の人(うちのオカンなんだけど(笑))は毛糸の編み針を手に集まって、ああだこうだと。今だったら、ちょいマシなファミレスに昼間に行ったら、ヒマな女たちが、ああだこうだと。そんな話を横で見せられてもつまんねえ。「うつくしい」だけ。。。。 7人だったか、すでに薹(とう)が立ってしまった女たちが集まってキルトを縫っている。その女たち、誰もが脛に傷をもつ身、つまり男関係でよろしくない。そこにキルトで論文を書こうとしているウィノナ・ライダーが紛れ込んできて、彼女らの過去話をとつとつと順番に聞かされていく。退屈せずに端で見てられたのは、グラディ(アン・バンクロフト)とハイ(エレン・バースティン)の姉妹の話だけ。姉妹の痴話げんかでぼんぼん物が飛ぶのが痛快。。。って、をい。マジにこの姉妹くらいでしょ。見てれるのは、見れば見るほど、本当の姉妹であるように作りこまれている。キルト作りのリーダー・アンナ(マヤ・アンジェロウ)なんて、相も変わらずの黒人悲話でうんざりよ。どうしてこういうふうな話にしか出来ないのかね。 7人が一通り語り終わり、予定調和が見え透いてしまっているのに、そこからがだらだらと長いんだよ、ったくぅ。なんで何度もリピートするかねぇ。カラスがフィアンセの元に導いていくなんてもうただただアホくさくて。 ウィノナ・ライダーにつられて見てしまったのに、こんなのでお姫さましてたらダメだな。
同じ頃にホイットニー・ヒューストン主演で『ため息つかせて』やってたんだなぁ。そっちのほうも、女3人集まって、男運のなさの嘆き節だけれど、これは見てないからなんとも言えない。テリー・マクミランの原作は読んだ。こっちのほうが、この『キルトに綴る愛』の何倍もおもしろい。
How to Make an American Quilt 監督 ジョセリン・ムーアハウス 出演 ウィノナ・ライダー / アン・バンクロフト / エレン・バースティン / ケイト・キャプショー / アルフレ・ウッダード / ダーモット・マルロニー
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2002年01月22日(火)
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